マムシグサ2019/10/20

サトイモ科のマムシグサがきれいな実をつけています。秋の草枯れの中でこの色は目立ちます。見た目、何だか美味しそう。でも触っても舐めてもいけない勿論食べてはいけない猛毒なのだそうです。触った場合肌荒れを起こし、人によっては皮膚炎の症状が強く出ることもあり、口に入れた場合、人によっては頭痛、口唇のしびれや舌の腫れ、喉の渇きや声のかすれ、また、味覚が失われたり口を開けることも困難になる場合もあるとのこと。少し舐めただけでも小さな針が口の中にいっぱい刺さった感じで激痛が喉まではしり、唾も飲み込めずよだれをたらしたままの悲惨な状態が何時間も続くとのこと。動物にも食べられずにいつまでも秋の野に残っている理由はこれなんですね。恐るべしマムシグサ。

春の芽だしの頃

マムシグサの名の由来は、模様がマムシににていることから。春の芽を出し始めた頃は確かに似ているかも。勿論、葉も根も猛毒。

花も奇妙な形。マムシが首をもたげた姿に似ているという。名前からして毒々しいし、見た目もいまいち。触ったり手折ったりしたいような植物でなくてよかった。何しろ全草が猛毒なのですから。