ニリンソウに柵を設置2021/10/27

大沼のニリンソウ群生地に鹿よけの柵を設置しました。周囲約200メートル程の範囲です。鹿が飛び越えて入らないよう2メートルの高さにしました。5~6年程前までは早春の大沼は幻想的な場所でした。スプリングエフェメラルと呼ばれる花々の群生と栃ノ木の柔らかな新芽のうす緑。ニリンソウ、ミヤマカタバミ、セントウソウ、ラショウモンカズラ等、妖精でも木々の葉上にいるのではと思える場所でした。

それが春になってもいつも地面がのぞいている緑の少ない場所となりました。花々を見るのに少し邪魔だったハイイヌガヤも年々葉がなくなりすっかり枯れ木となりました。今では遠くまで見渡せます。いろいろな低木が鹿の餌となってしまったので。柵を設置しても来春はまだ無理でしょうが、うまくいけば2~3年後にはニリンソウの小群落を見ることが出来るかも知れません。楽しみです。