ツクバネソウとキヌタソウ2021/05/19
大山祇神社の境内にツクバネソウが咲いています。草丈15㎝ほどです。4枚の葉の中央からスッと突き出て花が咲いています。実際には花びらはなくて、ガク(外花被片)が緑の花びらのように見えます。名の由来は4枚の葉の中心に黒い果実が付く様子を羽根つきの羽に例えたものです。
ツクバネソウを見ていたら似たような姿のアカネ科のキヌタソウがいました。ツクバネソウも葉が4枚。キヌタソウも葉が4枚、でも大きな違いは4枚の葉が3段から4段あることです。境内の陽光の少ない場所に生えているせいかひょろっとしている感じ。夏ごろには白い小さな花をたくさん付けます。楽しみです。名の由来は、花のあとにできる球形の実が、砧(きぬた:衣類をやわらかくするためにたたく道具)に見えることから(砧草)の名がついています。現在は砧を使うこともなく、砧って何だろうって感じですね。