オモダカ2019/07/25
昨日、梅雨明け宣言を天気予報がしました。いよいよ夏、今日も暑くなりそうです。そんなことにはおかまいなく、オモダカ科のオモダカが特徴のある矢じり型の葉の間から涼しそうに可憐な白い花を咲かせています。田んぼに咲くにはきれい過ぎる雑草のようで、睡蓮鉢で育てたり、ビオトープ作りで植えられたりもしています。店で販売されているのも見かけます。葉だけでもインパクトがありますからね。
このきれいなオモダカも少し栽培されている程度なら「きれいですね!」で済みますが、水田で見かけると、憎たらしい雑草になってしまいます。見かけ次第すぐ引き抜き処分します。なぜなら、1株でも放っておくと大繁殖するからです。夏の花後に球形の果実ができ、秋には地下茎の先に50~150個の塊茎をつくり、地上の果実と地中の塊茎とでとことん繁殖する戦術をもっています。そして大形の草になり養分の収奪力が大きいので大量繁殖すると稲が負けるという訳です。稲刈りをする頃でも花を咲かせている株があります。我が家の田んぼだけではなく、水路を通してよその田んぼにも侵入しますので、本当にご用心の厄介者です。
小さすぎて見えにくいかも知れませんが、稲の間から白い花がたくさん咲いています。秋の稲の収穫は少ないかも知れません。
オモダカの葉があちこちに見られ、がぜん勢力を拡大しています。
来年には数倍になるのですね。