きれいな緑の繭2018/12/28
冬枯れの林には、葉っぱがあった頃には見えなかったものが結構ありますね。ゆっくり車で走っていてきれいな緑を見つけました。あれっ、何かな?とよく見るとこんな鮮やかな繭が提灯か何かのようにぶら下がっているではありませんか。(写真はぼけていますが)
何だろうと枝ごと折って帰り、調べてみると「ウスタビガ」の繭。しかも中で卵が越冬しているかも知れないとのこと。5月頃孵化し、6月頃繭を作ってさなぎにになり、11月頃羽化して蛾になるようです。
それにしてもこんなきれいな色の糸を出して、結構硬い繭を機能的に作るのですね。繭の中に雨水がたまらぬように先っちょには小さな穴までつくっています。
もしかしたら、この中に卵がいるかも知れない。だったら元の場所に返しておかないと。枝を結ぶ糸を持って行き、元の場所から2~3メートルほど離れた小枝にくくりつけておきました。今日は雪降り、繭の上にもたっぷり降り積もっていることでしょう。