トチノキの古木2021/06/02

今年も大きなトチノキの古木がたくさん花を咲かせました。ゲレンデの端で四方に枝を広げ、圧倒的な存在感です。一体どれほどの年月、ここで人々の暮らしやスキーヤーを見守ってきたのでしょう。こんなに花を咲かせるのに、秋の実は小さいしそれ程多くもありません。

地面から1m程の所で二股になり、一方の幹にはツルマサキが絡みもう一方にはツルアジサイがびっしりと絡んでいます。ひこばえの若い幹も育っています。地面にはサワギキョウ、トリカブトの仲間、シダ、オタカラコウ等が育っています。

20㎝はありそうな大きな花穂が上を向いています。

幹に近づいて見上げるとあれほど咲いている花穂は見えず、(見えていても曇った空に同化したようになっているのかも知れません。)これも姿は見えないけどミツバチの羽音が聞こえるだけです。多くのミツバチが蜜集めをしているのでしょう、ブンブン聞こえます。トチノキは四季を通して特別な木です。春の芽出しの美しさ、この時期の花穂や若葉、秋の紅葉と大きな実、冬のゴツゴツした枝等全部です。この古木と毎年会うことが出来るのは本当に楽しみな事です。