ヨウシュヤマゴボウとカラス2020/11/06

カラスが何かくわえて道路に置き啄んでいます。よく見ていると道路のすぐ下に生えているヨウシュヤマゴボウを運んでいるようです。そして食べています。

茎は鮮やかな赤紫で実も美味しそうなブドウのよう。全草が毒だと図鑑に載っているけどカラスは食べている。いろいろ調べてみるとブドウのような液果の毒はすくないそうで(もちろん人は食べてはいけませんが)よく小鳥の餌になっているとのこと。実を食べた小鳥があちこちに糞をしてヨウシュヤマゴボウは繁殖するということ。繁殖力は強いのでどこにでも生えてしまうそうな。実を潰すと赤紫の汁が出て、昔はこれを赤インクにしたとのこと。なので別名をインクベリーともいう。

実が付いていなくても色鮮やかだし、きれいなヨウシュヤマゴボウです。先ほどまで柿の木で熟柿を啄んでいたのに、カラスにとって秋は美味しいものだらけですね。