ヒトリシズカ2020/05/19
林の縁のちょっと薄暗いところにセンリョウ科のヒトリシズカ(一人静)が咲いています。少しの群があちこちに。名前が良いですね。名の由来は1本の花穂を出してそっと咲いている清楚な佇まいが静御前のようだということから。
葉は2対の葉が対生しているのですが、節間がとても短いので、4枚の葉が輪生しているように見えています。ヒトリシズカには花びらがなく、白い花のように見えるのは雄しべで、雌しべは雄しべの根元にある。花びらもガクもなくて、雄しべが俄然目立って花のように見えるという不思議な可愛い花なのです。
ハチ北では、フタリシズカ(二人静)より少ないです。ヒトリシズカも鹿に食べられるのでしょうか。林床はどこもかも下草がありません。とても見通しの良い林になっています。いろいろな植物が姿を消しています。