雪の様なタンナサワフタギ2019/06/08
ハイノキ科のタンナサワフタギが雄しべをたくさん出して雪が積もったように咲いています。サワフタギより花の咲くのが少し遅い気がします。サワフタギは既に散っていましたので。サワフタギ(沢蓋木)の名の由来は沢を覆いかぶさるように生育する様子から来ています。タンナサワフタギの名の由来は(タンナは朝鮮半島の済州島なので)済州島のサワフタギということらしいです。
タンナサワフタギの若い枝は、紫っぽいものが多いですね。若い枝に毛はありません。白と紫と緑で本当にきれいです。花全体の見た目がサワフタギより細長く咲いている感じがします。サワフタギは丸っぽく可愛らしく枝に乗っていますが。
タンナサワフタギの葉はサワフタギより丸い感じで(一概に言えませんが)葉先が尾の様になっています。鋸歯も荒く先が少し曲がっています。何となくタンナサワフタギだと思える荒々しさがあります。
秋になるとサワフタギはきれいなブルーの実をつけ、タンナサワフタギは濃い青というのか黒に近い実を付けます。実の付く季節になるとサワフタギもタンナサワフタギも見分けがしっかり付くのですが。
サワフタギの葉はタンナサワフタギより細長く、鋸歯は細かく先が曲がっていません。