石垣のシダ2020/01/24
雪の無い冬なので観光協会の駐車場をうろうろと歩いていると、きれいなシダに会いました。チャセンシダ科のチャセンシダです。新芽の頃に細い茎が立ち上がる様子が茶せんに似ていることから付いた名前だそうです。常緑で、岩や石垣の間に生育する15~20cmほどのこじんまりしたシダです。これまたきれいなシノブゴケがたくさん生えている中に、天然の苔球のような感じで生えていました。
隣に同じくチャセンシダ科のトラノオシダもシノブゴケの中から顔を出しています。パッと見てそんなに印象に残ることはありませんが良く目にするシダです。
同じく隣にチャセンシダ科のコタニワタリも生えています。葉の形が1枚というか、わかりやすいシダで、葉の長さは大きくても30cm位かな。生け花で花材としてオオタニワタリをよく使いますが、オオが付くだけあってやはり幅も長さも大きいですね。コタニワタリの葉は、厚く硬いのと見た目も良いので商品になるらしく園芸屋さんで見かけることがあります。鑑賞に値するのでしょうね。石垣と言ってもコンクリートで固められた石垣にいろいろな苔とシダが生えていて、冬場の散策の楽しみですね。