フシグロセンノウ2021/08/24

ナデシコ科のフシグロセンノウがオレンジ色の目立つ花を咲かせています。名の由来は茎の節が黒いから。花は直径5㎝程できれいな5枚の花弁が平に開いています。オレンジの大きな花なので少し離れた草むらに咲いていても目立ちます。こんなにきれいな花がごく当たり前にその辺に咲いているということに感激です。

田んぼのいぜ付近の小さな群生。クズやヌスビトハギ、オトコエシが一緒に咲いていて夏の終わりの嬉しい心和む風景です。ここは垂直に近い土手なのでまだ食害にあってないようです。

ススキの間にも顔を出しています。盆の頃に咲く花なのに盆花ではないような。盆花と言えばオミナエシ、ミソハギ、キキョウが浮かんできます。この頃はこの3種の花も柵の中でしか見ることが出来なくなっています。鹿の食害にあうまでは野山に行けば盆花は調達できるのが当たり前でした。この頃、近くの野山は植生が単調になっていて寂しい限りです。