サジガンクビソウ2021/07/25
キク科のサジガンクビソウが林の中でひっそりと咲き始めました。名前の由来はサジは根生葉がさじの形であることに由来し、ガンクビソウは、キセルの頭の金属の部分をがんくびといい、ガンクビソウの花の形がそのがんくびに似ていることからだそうです。がんくびって花の名ではない感じ。雁首揃えてとか言いますし。言われて見れば花が下方を向いている様子は確かに煙管に似てる。
ロゼット状の根生葉がたくさんあります。来年は更に多くの花を咲かせるのでしょう。
サジガンクビソウの頭花は、舌状花がなく全て筒状花で、外側に雌花、内側に両性花があります。舌状花はないし下を向いているので花はちっとも目立ちません。でも何か美味しいものでもあるのかたまに虫が止まっています。
乾燥した林の中に群生があり、かがんで写真を撮っているとやぶ蚊の襲来にあいました。