キャンプ場にて2021/06/01

タニウツギ、ゴマギ、ヤブデマリ、ツルアジサイ

これが梅雨の晴れ間?と疑えるほど爽やかな5月のある日。キャンプ場の片付けをしているとすぐ目の前にタニウツギ、クサギ、ヤブデマリ、ツルアジサイ、そして根元にはオオシダが茂り、あたかも植栽をしたかのような風情の光景がありました。お客様はテントを日に当てたり畳んだり、子供さんは広場で楽しそうに走り回っています。何とものどかな一日の始まりです。目の前の木々の花にうっとりしながらゴミを片付けていると、いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえてきます。中でも独特なちょっと悲しそうな鳴き声の気になる鳥がいるのですが名前がわからない。スマホで知っている鳥の名をひとつづつ打ち込み鳴き声を調べると、アカショウビンのようです。もちろん姿は見えませんがすぐ近くで鳴いています。でも本当にここにいるのかなあと更に調べてみました。生息する場所は、川がある鬱蒼とした森でどこにでもいる鳥のよう。(グリーンパークハチ北キャンプ場も近くに小さな沢があり鬱蒼とした森が広がっています。)「香美町にいる鳥」の中にもちゃんとアカショウビンと載っている。私の中ではアカショウビンが確定になりました。すごく幸せなスッキリした気分になり、軽トラに戻ってみると荷台に積んだゴミ袋をカラスがあさってゴミをまき散らしています。ああ、ああ。幸せな気分にしてくれるアカショウビンも鳥、うんざりさせられるカラスも鳥。

キャンプ場からの帰り道、ザゼンソウ群生地の林に寄ってみました。二股になったコナラの間に何とザゼンソウが生えていました。地面から1m程の高さ。どうしてこんなところに。鳥が運んだのでしょうか。今年花を咲かせたのかどうか根元を探してみましたが咲いた跡はありません。来春は見に来ないと。