キショウブ2019/06/07

本当に久しぶりの雨らしい雨の朝です。人も田畑も野山も待っていました。道端の雑草でもさすがに枯れかかっているものがありましたからね。今の時期、雨の中できれいなのがキショウブです。河原に群生を作りすっくと立って鮮やかな黄色で目立っています。

でもこのきれいなキショウブは環境省の「要注意外来生物」なのです。明治の頃、観賞用として日本に入って来たものが繁殖力が旺盛なため逃げ出して、今ではすっかり昔からあったような花になっています。アヤメやショウブ等は紫系が多くて黄色はとっても珍しかったのでしょうね。「要注意外来生物」はあまりにもたくさん種類がありすぎて、しかも極普通に在来種のように咲いているし、園芸店でも販売されているし、何が何だかわからない感じです。

この河原は、秋にはオタカラコウ、ミゾソバ等が群生をつくりなかなか楽しみなところです。