ヌルデの虫こぶ2020/10/28

車に乗っていて気持ちの良い空をふと見ると、木の実の様なものが3か所ぶら下がっています。木はヌルデです。「ヌルデの虫こぶ」って聞いたことがある、もしかしたらこれかなとヌルデの枝を引っ張るとポトッと落ちました。

拾い上げるととがった口のような所からたくさん何かが出てきます。気持ちの良いものではないだろうと思い、道路に紙を広げて割ってみました。

出てくるなんてものではありません。思いっきり詰まっています。ピーマンの肉詰めのように。帰ってからネットで調べてみると、ヌルデシロアブラムシだそうで、ヌルデの葉に寄生するとヌルデは防衛反応としてこんなこぶを作り、中ではヌルデシロアブラムシが繁殖するということ。虫こぶはタンニンを多く含むので昔はお歯黒の原料となっていたこと等いろいろ載っていました。

こんな小さなコバエのような虫がヌルデが変形するほど大きな影響を与え、しかもそこで大繁殖するなんて、なんとすごい戦略だとびっくりです。でも二度とヌルデの虫こぶを割ってみようとは思いません。