ウメバチソウ2019/10/22

ニシキギ科のウメバチソウが可憐に咲いています。和名は梅鉢草、名の由来は花が家紋の梅鉢に似ているから。花弁の脈が目立ち仮雄しべの黄緑と白の花弁、本当にさわやかな取り合わせです。花の真ん中に雌しべがあり、そのまわりを白の雄しべ(1日に1本ずつ立ち上がって花粉を出す)がもこっと取り巻き、花弁の上にそれぞれ細かに分裂した仮雄しべ(花粉を出さない)が広がっている。


小さめの葉は、ハート型で茎を抱くようにして1枚。つぼみはコロンとまん丸。

この花の雄しべはそれぞれ5本とも立ち上がっています。この場所はスキー場でも上の方なので他の草の丈も短め。なので短いアキノキリンソウと一緒に咲いていたり、センブリとペアで咲いているのを良く見かけます。センブリと同じような環境に生えるのかな。

センブリが隣に咲いていて、どちらも可愛い。紅葉が始まった秋の野に群生するウメバチソウ。山を見ても地面を見ても、毎年の事ながら感動です。